Xでバズったエロ漫画・同人誌のデータベース
R18

いいねは氷山の一角
エロ同人バズは実際どれだけ「見られて」いるのか

まんバズ堂が表に出しているのは「いいね数」です。しかし収集の裏側では、 各バズポストのインプレッション(表示回数)とリポスト数も記録し続けてきました。 今回はこの未公開データを初めて集計します。見えてきたのは、 いいね数が実際の「見られた規模」のごく一部でしかないという事実でした。

バズポストは延べ3.5億回表示されている

インプレッションが記録できている1,082作品の代表ポストを合計すると、 表示回数は延べ3.5億回。対して、いいねの合計は236万件です。 割り算すると、いいね1件の裏でポストは約147回表示されていることになります。 作品ページで「いいね1万」と書いてあれば、そのポストはおおむね百万回単位で人の目に触れた、という規模感です。

表示100万回を超えた作品は52作。この52作だけで 全体のインプレッションの78%を占めており、 「見られた回数」はいいね数以上に、ごく一部の作品へ極端に集中しています。 最大の例では、1つのポストが約9948万回表示されていました。

いいねを押すのは100人に1人

では、見た人のうち何人がいいねを押すのか。全体では表示147回につきいいね1件、 率にして0.68%です。 表示回数の規模別に「いいね率」(同一ポストのいいね÷表示回数)の中央値を見ると、はっきりした傾向が出ます。

表示回数作品数いいね率(中央値)
1千〜1万330作32%
1万〜10万300作2.8%
10万〜100万182作1.3%
100万以上52作0.41%

表示が1万回に満たないうちは、いいね率は32%と高水準です。 この段階で見ているのは主に投稿者のフォロワー——つまり「そのジャンルが好きで、いいねを押すことに抵抗のない層」です。 ところが拡散が進んで10万回、100万回と表示されるほど、率は1.3%、 0.41%へと下がっていきます。 バズが大きくなるほど、「見るだけの人」へ届く割合が増えていくわけです。 逆に言えば、表に出るいいね数の何十倍、何百倍もの「沈黙の閲覧者」が、バズの本体だということです。

リポストは、いいねの19分の1しか押されない

もうひとつ興味深いのがリポストです。全体で、いいね236万件に対して リポストは12万件。 いいね約19件につきリポスト1件という比率です。 Xでは2024年からいいね欄が非公開になり、何にいいねしたかは他人から見えなくなりました。 一方リポストは今もフォロワー全員のタイムラインに流れます。 成人向け作品で「いいねは押せてもリポストはためらう」人が多いことは、この非対称をよく説明しているように見えます。 エロ同人のバズが、拡散数のわりに深く静かに広がるのは、こうした構造ゆえかもしれません。

同じ「見られ方」でも、刺さり方は100倍違う

表示10万回以上の234作に絞ってポストのいいね率を見ると、 低いものは0.01%、高いものは12%と大きな開きがあります。 同じだけ人の目に触れても、素通りされるバズと、見た人が次々に反応するバズがあるということです。 以下は、大きく表示されたうえでいいね率も高かった作品—— 「広く見られて、なお刺さった」バズです。

本記事の数値は、まんバズ堂が記録している各作品の代表ポスト(最も反響の大きかったポスト)の インプレッション・いいね・リポスト数に基づきます。同じ作品に言及した他のポストの表示回数は含まないため、 実際に「見られた」総回数はここでの集計より大きくなります。いいね率の分析は、 数値が安定する表示1,000回以上のポストに限定しています。数値は集計時点のもので、データの更新に応じて変動します。